筋持久力をつける
生まれたばかりの赤ちゃんのからだをそっと支えて、足が床に触れるようにしますと、まるで歩いているかのように、足を交互に動かします。
これは、外からの刺激に対して起きる原始反射のひとつで、自動歩行といわれています。
まもなく、この反射は消えて、生後一年半ごろまでには、自分の重たい頭を支えて立ち上がり、赤ちゃんは、ヨチョチと歩けるようになるのです。
人間の赤ちゃんは、なんと一年半もかけて立ちあがり、歩く準備をします。
寝返りができるまでの約半年の間のなにげない頭の動き、手足の動きが、徐々に統合されていき、首がすわり、やがて膝のうえにおすわりする。
あどけない顔をこちらに向ける。
半年を過ぎた頃から、コロンとみごとに寝返りをし、はいはいをし、つかまって立ち上がる。
一人で立ったときの得意顔。
そして、あぶなっかしげに歩きだす。
人間の一生でこれほどドラマチックな感動のシーンはないのではないでしょうか。
確実にひとつ、ひとつのステップを踏んで、自分の力でたちあがっていく姿に、大人はただただ感動するのです。
このように私たちはみな、重い頭を支え、重い両腕をぶらさげて立ち上がった時から、姿勢を支える筋群を常にトレーニングしていかなければならない宿命を持ったのだと思われます。