昔のいろんな出来事 4
梅は梅干しに象徴されるように、日本人の食生活とは切り離せない果実ですが、もとは中国からの伝来といわれます。
かの漢方の名著『本草綱目』の著者、李時珍も「梅は衆味を媒合す」と書いているように、梅の果肉がもつ酸味は、料理にもオールマイティな効力を発揮したわけです。
世界の三大料理といわれる中国料理、フランス料理、日本料理のうちで、もっともシンプルに、そして素材の本来の味を崩さずに調理するのは日本料理といわれます。
この日本料理の原点が「塩梅」であったとは、じつに心楽しくも「いい塩梅」というわけです。