昔のいろんな出来事 3
物事の加減のほどを「いいあんばい」とか「あんばいが悪い」などといいます。
漢字にすれば「塩梅」となるわけで、塩と梅とによって事の状態を判断するとは、じつにユニークな発想です。
江戸時代の有職故実書『貞丈雑記』には、古代からの日本の料理の調味について、「あんばいといふは塩梅の二字なり、上古は味噌、醤油も酢もなし、塩と梅をもって味を調へたる故、塩梅といふなり」とあります。
原始時代には、この塩さえもなく、海水を使って味を調えたといわれます。
ここから塩の発見がなされ、濃化し、乾燥させた粗製塩が手づくりされることになったのです。