昔のこども向け番組 9
このアニメが作られたころ、じっさい当時の子どもたちの周りにあったのは、マッハ号とは大違いの、とてつもなくヤボったい車ばかでした。
もちろんハンドルの中心を押しても、ギズモ号が飛ひ出したりはしない。
ただクラクションが鳴るだけ。
当時の幼い子どもたちは、大きくなるころには、マッハ号みたいな車が実際に街を走り回ると思っていたものだったそうです。
でも、いまだマッハ号並みの楽しい機能がついた車が開発されたとは聞かないし、マッハ号の代わりとして満足がいくような車は、とっても高いのでそう簡単には買えない。
だから、いつも車に乗るときは、発進のたびに「ゴーッ!」と口のなかでつぶやいて、自分が三船剛になったような気分にひたっているのです。