身体運動の主役

身体運動の主役である筋肉は骨格筋と呼ばれ、この筋肉のほとんどがそれぞれの意志によって動かすことができることから、随意筋ともいわれています。


この骨格筋の横断面を顕微鏡で見ると、白い筋繊維と赤い筋繊維を見ることができます。


白い筋繊維は、すばやい動きを必要とする部位や、あまり大きな力をだす必要のない部位に多く、速筋とよばれ、体表面に近い筋肉に多く見られます。


赤い筋繊維は、動作は遅いが大きな力を必要とする部位や、深いところに多く、骨を支える働きをします。


こちらは、遅筋とよばれています。


二つの筋繊維の割合は、個人差があると同時に、年齢とともに速筋繊維の割合が少なくなり、瞬発的に力をだす動きや敏捷な動きが苦手になってきます。

筋持久力をつける


生まれたばかりの赤ちゃんのからだをそっと支えて、足が床に触れるようにしますと、まるで歩いているかのように、足を交互に動かします。


これは、外からの刺激に対して起きる原始反射のひとつで、自動歩行といわれています。


まもなく、この反射は消えて、生後一年半ごろまでには、自分の重たい頭を支えて立ち上がり、赤ちゃんは、ヨチョチと歩けるようになるのです。


人間の赤ちゃんは、なんと一年半もかけて立ちあがり、歩く準備をします。


寝返りができるまでの約半年の間のなにげない頭の動き、手足の動きが、徐々に統合されていき、首がすわり、やがて膝のうえにおすわりする。


あどけない顔をこちらに向ける。


半年を過ぎた頃から、コロンとみごとに寝返りをし、はいはいをし、つかまって立ち上がる。


一人で立ったときの得意顔。


そして、あぶなっかしげに歩きだす。


人間の一生でこれほどドラマチックな感動のシーンはないのではないでしょうか。


確実にひとつ、ひとつのステップを踏んで、自分の力でたちあがっていく姿に、大人はただただ感動するのです。


このように私たちはみな、重い頭を支え、重い両腕をぶらさげて立ち上がった時から、姿勢を支える筋群を常にトレーニングしていかなければならない宿命を持ったのだと思われます。

具体的な運動

有酸素運動では、筋肉で運動のエネルギーをつくるために、多量の酸素が必要になります。


「酸素を必要とすること」が、呼吸循環器系の機能を働かせることになるのです。


具体的な運動としては、からだの中で最も大きな骨格筋群、すなわち、大腿を中心に下肢を持続的に動かす運動、歩いたり、ジョギングしたり、泳いだり、自転車に乗るなどの運動を一五分以上続けることが基本になります。


これらの運動を日常化できる方法をそれぞれの生活の中に創りだしていくことこそ、成人病を予防し、いつまでも行動力のある体力を維持するポイントなのです。


通勤・通学の往復や日常の買物に歩く時間をかならずいれるとか、できるだけエレベータi、エスカレターを利用しないなど、実行あるのみです。

有酸素運動

心臓・血管系機能を高める有酸素運動(エアロビクス)を(*・ω・)ノ


運動不足の現代人にとって、健康づくりに必要な条件は、第一に成人病を予防することでしょう。


日本人の死亡原因の第一位である癌は、まだ不明な点も多いのですが、二位・三位の心臓病や脳卒中は、心臓・血管系機能の障害といえます。


エアロビクスと成人病予防については、第二章で述べたのでもう、おわかりいただけたと思うのですが、健康づくりには、心臓・血管系機能に適度の負荷を与える運動、つまり有酸素運動を選ぶべきでしょう。

昔のいろんな出来事 4

梅は梅干しに象徴されるように、日本人の食生活とは切り離せない果実ですが、もとは中国からの伝来といわれます。


かの漢方の名著『本草綱目』の著者、李時珍も「梅は衆味を媒合す」と書いているように、梅の果肉がもつ酸味は、料理にもオールマイティな効力を発揮したわけです。


世界の三大料理といわれる中国料理、フランス料理、日本料理のうちで、もっともシンプルに、そして素材の本来の味を崩さずに調理するのは日本料理といわれます。


この日本料理の原点が「塩梅」であったとは、じつに心楽しくも「いい塩梅」というわけです。

昔のいろんな出来事 3

物事の加減のほどを「いいあんばい」とか「あんばいが悪い」などといいます。


漢字にすれば「塩梅」となるわけで、塩と梅とによって事の状態を判断するとは、じつにユニークな発想です。


江戸時代の有職故実書『貞丈雑記』には、古代からの日本の料理の調味について、「あんばいといふは塩梅の二字なり、上古は味噌、醤油も酢もなし、塩と梅をもって味を調へたる故、塩梅といふなり」とあります。


原始時代には、この塩さえもなく、海水を使って味を調えたといわれます。


ここから塩の発見がなされ、濃化し、乾燥させた粗製塩が手づくりされることになったのです。

昔のいろんな出来事 2

平安時代、牛乳を煮つめてつくる「蘇」という食べものがあったともいわれ、永山氏はそのつくり方も紹介しています。


食べた限りでは、現代のチーズケーキをはるかに上まわるおいしさとか。


以下そのつくり方をお教えしましょう。


まず、鍋に牛乳を八分目入れ、弱火でコトコト煮ます。


誰でも経験あるように、牛乳が熱くなってくると表面にタンパク質の皮膜ができます。


この膜を嫌って、よく捨ててしまう人がいますが、この場合はとり去らずに、木ベラでなかにもぐり込ませ、さらにトロ火で煮つめます。


牛乳が3分の1程度にまで煮つまる頃、白色は黄色からかっ色へと変化していき、しだいにキャラメルのような香ばしいにおいが漂いはじめます。


これをさらに煮つめると、手で握れるほどのかたまりになってきます.濃かっ色のまさにキャラメルとみまこうばかりの状態です。


これで「蘇」ができました。


さて、平安朝貴族の高級食は、いかなる味でありましょうか。


二神

山幸彦は当惑し、海辺で途方に暮れた。


すると、塩椎神という神が現われ、海神の娘に頼んでみれば、なんとかしてくれるだろうと伝えて、舟を貸してくれた。


山幸彦はワラをも掴む思いで舟に乗り込みました。


波に任せて漂ううちにやがて海神の宮殿にたどり着く。


そこで彼を迎えたのは海神・綿津見神の娘、豊玉毘売だった。


二人は互いに一目ぼれして電撃的に結婚することになります。


二人は幸せな日々をすごし、あっという間に三年の月日が過ぎてしまった。


その間になくした釣針も見つかったので、山幸彦はすぐに迎えに来ると約束して、先に故郷に帰ることにした。


兄のもとに帰った山幸彦は元の釣針を返そうとした。


しかし、それでも海幸彦は弟を許そうとしない。


理不尽な態度に腹を立てた山幸彦は兄を懲らしめてやろうと決意する。


そこで、海神の娘から授かった、ある呪文を唱えて兄に針を渡したのです。


すなわち「この針は貧乏の針、悲しみの針」という意味の言葉を唱えて、後ろ向きに兄に針を渡したのです。


以降、兄の身にはさまざまな災いが降りかかったといいます。


これには兄の海幸彦も閉口して降参し、山幸彦の孫子の代までその一族に仕え、守護神となることを誓うのです。


この海神の娘に授かった言葉が「トコヒ」であるというのです。


懸案の針に言霊の霊力を移し込め、それをもった海幸彦に不運を呼び込んだのです。


また、後ろ向きに渡すというのは、自分が不運をこうむらないための呪術的意味相があったとも考えられます。


さらに『古事記』には典型的な「トコヒ」の話がみられます。


ちなみに占いについては、電話の占いサービスが気になっています。

昔のいろんな出来事 1

平安時代にも、すでに乳製品の文化がありました。


というより、奈良時代に記述された『日本書紀』のなかに、「牛酒」という言葉がみられるのです。


食文化史研究家の永山久夫氏によれば、牛酒とは、アジア大陸の遊牧騎馬民族独特の酒クミスのことではないかと推定されるほどで、真偽のほどはおくとして、日本の乳製品の歴史は、意外に古いことになります。


牛乳は当時、食品というより薬品の意味合いが強かったらしく、貴族たち上流階級しか口にできなかったようです。

旅はいいな~ 4

駅で乗客がたくさん降りて、窓側の席が空いた。


釧網本線は標茶までは北北東に進んできたが、ここから向きを変え北北西に進みます。


つぎの磯分内も変な当て字で、海から遠いのに磯の字を使っているのがおかしい。


アイヌ語の「イソポ・ウン・ナイ」は海とは関係なく、(ウサギのいる川)で、昔はこのあたりにたくさんウサギがいたらしい。


登り勾配になって、弟子屈町に入り南弟子屈を過ぎて、摩周に向かいます。


このあたりの地名を熊牛といいます。


熊と牛がでてきていかにも北海道らしいが、「クマ・ウシ」というのは(魚を干す棚のあるところ)の意味だといいます。


その熊牛原野を走って、列車は摩周に着きました。

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